キャリアセンター ここだけの話!?

企業による「囲い込み」が8月1日から始まる

都内・某共学大進路指導担当
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 2016年春に大学を卒業するか、大学院修士課程を修了する予定者を対象とした選考活動が、いよいよ8月1日(土)にスタートする。昨年6月に閣議決定された「日本再興戦略」に盛り込まれた採用・選考活動の後ろ倒しに伴い、昨年に比べ4カ月遅れの開始となる。

 経団連(日本経済団体連合会)も、昨年9月にまとめた「採用選考に関する指針」で、この日程より早く行うことは「厳に慎む」よう会員企業に求めており、経団連加盟の”優等生企業”はこの日程を順守すると見られている。

 というのは表向きの話であって、実は経団連加盟の大手企業もフライング気味で採用・選考をすでに始めているようだ。

 例えば、リクルーターと呼ばれる若手社員を通じての接触がそのひとつ。これなら、人事の採用担当者が前面に出るわけではないので、ルール違反ととがめられることもない。一方、研究室のOB・OGが母校を訪問して面接をするというやり方もある。これだって、どこにどんな学生がいるかは十分に把握できる。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。