
先祖代々からの大資産家が少なくなった。そのことは、相続税が富の再分配装置として機能していることを示している。
高度成長期からバブル期当初の1987年まで、相続税の最高税率は75%だった。88年に70%に下がったものの、2002年まで、今では考えられないほど高い税率が続いた。
03年から14年まで、相続税率は50%。そして2015年1月1日の改正相続税法施行で、税率は55%になった。富裕層への課税強化が叫ばれたことが背景にある。そんななか、面白い発想で「争族」対策をした方がいたので紹介したい。
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