
郊外でファミリー向け3LDKを探すとき、住み心地のよい物件を探すキーワードがある。都心への通勤が便利な場所で、買い物施設が身近で学校も近いなど、日々生活しやすい、便利だが、緑が多く住環境もよい……そんな場所のマンションを無理なく購入したいと考える時、頼りになるキーワードは「社宅跡地」だ。
昭和の時代、大企業は首都圏各地に社宅を作った。その社宅が近年廃止されるケースが増え、社宅跡地がマンションに生まれ変わることが多い。この「社宅跡地」のマンションが、好条件を備えているため、要注目となるわけだ。
なぜ、社宅跡地が好立地となりやすいのか。これには理由がある。
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櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。