
業績を伸ばす取り組み(4)
鮮度が重要な食料品や流行がある衣料品の売れ残りは、廃棄につながります。それは売り上げが計上されないだけではなく、在庫が丸損になるということ。これに対し経営者はどんな対策をとっているのか、弁当業界を例に見てみましょう。
仕出し弁当業界大手の玉子屋(東京都大田区)の販売数量は1日6万食です。1食450円の日替わりでメニューは1種類、10食以上注文の会社に対応します。
玉子屋が支持される秘密は、ドライバーによる情報収集にあります。玉子屋は「リターナル」、すなわち繰り返し利用する弁当箱を用いているのです。そして、弁当箱の回収時にドライバーが顧客の生の声を収集してくるのです。食べ残しもチェックできます。これらを社内で共有して、その後のメニューにフィードバックするのだそうです。
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