シゴト勘が身につく15の方法 フォロー

結婚しても働きたい女子3割 育児との両立に不安?

羽田啓一郎・マイナビ キャリアデザイン推進課長
左から、上智大の小樋井さん、経産省の福地さん、東京理科大の小池さん、お茶の水女子大の中山さん
左から、上智大の小樋井さん、経産省の福地さん、東京理科大の小池さん、お茶の水女子大の中山さん

 「就職し、数年で結婚して専業主婦になる」と考える女子学生はまだまだ多い。MY FUTURE CAMPUS(MFC)が実施した女子学生対象のキャリア観調査(有効回答数644件)では、「結婚しても働きたい」という回答は29%しかなかった。「結婚その後退職」というキャリア観は依然根強い。

 MFCは経済産業省が主催する「ダイバーシティ経営企業100選」と連携し、2013年から「Girls 1Day」というイベントを開いている。

 ダイバーシティとは、多様な人材を活用し、生産性を高めるマネジメントを指す言葉。マイノリティーの就業機会拡大という当初の意図が最近は、人種、国籍、性別、価値観の違いなどの多様性を広く受け入れる意味として使われている。

この記事は有料記事です。

残り1345文字(全文1665文字)

マイナビ キャリアデザイン推進課長

1979年神奈川県生まれ。2003年立命館大学を卒業後、毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)に入社。就職情報サイト「マイナビ」を運営する就職情報事業部を経て、11年4月からキャリアデザイン推進課長。13年から「MY FUTURE CAMPUS」を主宰している。同志社女子大学嘱託講師も務める。