決算書で読み解く企業のリアル

大丸松坂屋が高い営業利益を上げる経営手法とは

高下淳子・税理士
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大丸松坂屋百貨店の顧客案内係の新しい制服=2015年2月3日、共同
大丸松坂屋百貨店の顧客案内係の新しい制服=2015年2月3日、共同

百貨店各社の決算比較(1)

 一部の富裕層や、訪日中国人による「爆買い」など外国人観光客の旺盛な買い物需要に支えられ、百貨店の業績は回復基調にあるといわれています。一方、ショッピングセンターや駅ナカ商業施設などが、百貨店の売り上げを奪う形で躍進しています。百貨店のライバルは百貨店だけではないのです。

 今回は、景気動向を反映する百貨店業界の決算数値を見てみましょう。三越伊勢丹ホールディングス、大丸松坂屋を傘下に収めるJ.フロントリテイリング、高島屋の大手3社の昨年度決算を比較します。

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高下淳子

税理士

税理士・米国税理士・ファイナンシャルプランナー。外資系コンサルティング会社(監査法人)に勤務ののち独立開業。税務会計顧問業、経営コンサルティング業の他、各地の金融機関、シンクタンク等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍している。著書に「とにかく、みんなで考えよう! 日本の借金 わが家の税金 わたしの年金」(中央経済社)などがある。