東芝問題リポート

「監査法人問題」を避けた東芝第三者委に疑問の声

編集部
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記者会見をする東芝不正会計問題の第三者委員会の委員。奥から2人目が上田広一委員長=東京都港区のホテルで2015年7月21日
記者会見をする東芝不正会計問題の第三者委員会の委員。奥から2人目が上田広一委員長=東京都港区のホテルで2015年7月21日

 東芝の不正会計で、なぜ、監査法人は利益水増しに「気付かなかった」のか。監査に問題はなかったのだろうか。

 第三者委員会の報告書は、監査法人が十分に機能しなかったと指摘した。その原因として「会計監査人の気づきにくい方法を用い、事実を隠蔽(いんぺい)したり、事実と異なるストーリーを組み立てた資料を提示したりして説明するなど、組織的に行われた会計処理だった」と説明している。

 さらに、「事実の隠蔽や事実と異なるストーリーの組み立てに対して、会計監査人がそれをくつがえすような強力な証拠を入手することは、多くの場合極めて困難である」と記述した。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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