海外特派員リポート

英国に浸透する日本型警備サービス・セコムのすごさ

坂井隆之・毎日新聞経済部副部長(前ロンドン特派員)
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 自動車をはじめとする日本企業のモノ作りの強さは、世界に鳴り響いている。だが、サービス業となると、世界で戦える企業は少数派だ。1分の遅れもなく運行される鉄道を見てもわかる通り、サービスの質は世界最高水準と言える。だが、それを担うのは人間だけに、「輸出」は難しい。必然的に狭い国内でサービスの質を競い合い、経営体力を擦り減らす、というのが日本のサービス業の大きな問題になっている。

 こうした悪循環を乗り越え、遠く離れた英国で着実に業績を伸ばしている企業がある。警備業最大手のセコム…

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坂井隆之

毎日新聞経済部副部長(前ロンドン特派員)

1973年、京都市生まれ。広島大学大学院修了。98年毎日新聞社入社。千葉支局を経て、2003年から経済部で日銀、金融庁、財務省などを担当。12年~16年、欧州総局(ロンドン)特派員として、欧州、中東、ロシア、アフリカの経済ニュースをカバーした。共著に「AIが変えるお金の未来」(文春新書)など。