戦国武将の危機管理

ゴマすりばかり周りに置くと城と会社は傾く

小和田哲男・静岡大学名誉教授
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城跡の見学会で説明をする小和田さん(中央)
城跡の見学会で説明をする小和田さん(中央)

小和田さんに聞く戦国武将の魅力(3)

 連載「戦国武将の危機管理」の筆者、小和田哲男・静岡大学名誉教授へのインタビュー3回目は、戦国武将が支配下に置いた領国の経済政策を、禅宗の高名な師から学んだという話です。聞き手は今沢真・経済プレミア編集長です。

 −−戦国武将が「孫子」のような兵法書や「論語」で「いかに生きるべきか」を学んだという話を、第2回でうかがいました。それでは「領国経営」、いわゆる経済政策はどう学んだのでしょう。

 ◆小和田哲男・名誉教授 子供の時から、禅宗のお坊さんから習っています。例えば今川義元の場合は雪斎(…

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小和田哲男

静岡大学名誉教授

戦国大名・今川氏のお膝元で、徳川家康の隠居先でもあった静岡市で1944年に生まれる。72年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本中世史。戦国時代史研究の第一人者として知られ、歴史番組でおなじみの顔。趣味は「城めぐり」で、公益財団法人「日本城郭協会」の理事長も務める。主な著書に「戦国の群像」(2009年、学研新書)、「黒田官兵衛 智謀の戦国軍師」(13年、平凡社新書)。公式サイト https://office-owada.com