
素泊まり1万円(税込み)〜
シャワーブースに備えつけのスツールに腰かけ、天井から雨のように降り注ぐ温水を背中いっぱいに浴びながら、シャワーが快適であれば、バスタブは不可欠ではないな、などと考えていた。
ここは快適な眠りにこだわったホテル。
実はこの宿、以前に関西在住の宝塚ファンの女性から、東京訪問の際にはいつも同じ、劇場の正面のホテルに泊まっていると聞いて、気になる1軒だった。
東京宝塚劇場の道を挟んで正面。帝国ホテルの斜め向かいと説明したほうが、ぴんと来るひとが多いかもしれない。
この記事は有料記事です。
残り1259文字(全文1502文字)
投稿にはログインが必要です。
紀行作家、一級建築士
1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)
注目コンテンツ