シゴト勘が身につく15の方法

「意識高くない」青学女子大生がつかんだキャリア観

羽田啓一郎・マイナビ キャリアデザイン推進課長
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青山学院大学の関谷葉月さん
青山学院大学の関谷葉月さん

 「意識高い学生」という言葉がある。将来の仕事やキャリアについて考え、インターンシップなどに積極的に参加する学生を指す。だが実際には、そうした学生はごくわずかだ。たいていは大学とアルバイト、サークルなどを中心に大学生活を過ごし、就職活動のころになって初めて将来を考えるのが普通で、一般的だ。

 「意識高い系」という言葉は、言動と実際が伴っていない人を揶揄(やゆ)して使われることもあるが、早いうちから将来のキャリアを考え、行動するのは決して悪いことではない。意欲的な学生生活が、意識高い学生とそうでない学生の差を次第に開いていくだろう。

 今回紹介する青山学院大学の関谷葉月さん(22)は、大学入学当初は「意識高くない」普通の女子大生だった。卒業後は一応就職し、3年目くらいに結婚して専業主婦になる人生をぼんやりとイメージしていた。飲み会が好きで、大学のキャンパスのある渋谷に行きつけの飲み屋があり、飲み仲間がたくさんいる。いわゆる、「リア充」(現実の生活が充実している)な大学生だった。

 ただ、サークルの先輩が就職活動に失敗する姿を目の当たりにして将来が不安になり、大学2年生の春から筆者が主宰する学生向けのキャリア教育講座「MY FUTURE CAMPAS(MFC)」に時々、参加するようになった。

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羽田啓一郎

マイナビ キャリアデザイン推進課長

1979年神奈川県生まれ。2003年立命館大学を卒業後、毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)に入社。就職情報サイト「マイナビ」を運営する就職情報事業部を経て、11年4月からキャリアデザイン推進課長。13年から「MY FUTURE CAMPUS」を主宰している。同志社女子大学嘱託講師も務める。