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中国経済の失速は日本にどれだけ影響するか!?

平野英治・メットライフ生命副会長・元日銀理事
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インタビュー応じるメットライフ生命保険の平野英治副会長=2015年8月20日、関口純撮影
インタビュー応じるメットライフ生命保険の平野英治副会長=2015年8月20日、関口純撮影

人民元切り下げと中国経済の変調(2)

 中国発の世界金融市場の動揺は続いている。日経平均株価は8月24日、前週末に比べ900円近く下落し、1万9000円を大きく割り込んだ。株式市場にこれほどの激震が走るのは、中国経済が失速すれば日本企業の業績に大きく影響するためだ。

 中国に進出した日本企業がいま、とるべき道は何か。日銀で国際局長、国際担当理事を長く務めた平野英治・メットライフ生命副会長に聞いた。インタビューの第2回を掲載する。【聞き手・今沢真経済プレミア編集長、写真・関口純】

 ──中国に出ている日本企業、トヨタをはじめ大企業も中小企業も中国に進出している企業は多いです。中国…

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平野英治

メットライフ生命副会長・元日銀理事

1950年生まれ。73年、一橋大学経済学部を卒業後、日本銀行に入行。33年あまりの勤務で国際局長や国際関係担当理事を歴任した。金融政策、国際金融の専門家で、金融機関の監督にも手腕をふるった。2006年に日銀理事を退任後、トヨタ自動車グループのトヨタファイナンシャルサービス株式会社に転じ、14年6月まで副社長を務めた。同年9月、メットライフ生命保険日本法人の副会長に就任。経済同友会幹事としても活動している。