インタビューに応じるメットライフ生命保険の平野英治副会長=2015年8月20日、関口純撮影
インタビューに応じるメットライフ生命保険の平野英治副会長=2015年8月20日、関口純撮影

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人民元の「段階的切り下げ」シナリオが進む!?

平野英治 / メットライフ生命副会長・元日銀理事

人民元切り下げと中国経済の変調(3)

 中国の景気失速懸念をきっかけにした株式市場の世界的な動揺は続いている。発端となった突然の人民元切り下げの背景には、中国経済の急激な減速がある。元安は今後も続くと考えていいのか。

 元日銀国際担当理事の平野英治・メットライフ生命副会長は「段階的な切り下げが一番ありうるシナリオだ」と見る。3回に分けたインタビューの最終回をお届けする。【聞き手・今沢真経済プレミア編集長、写真・関口純】

 ──中国の経済政策は、基本的には「市場化」「自由化」に向けて進んでいくと考えて良いのでしょうか。

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平野英治

平野英治

メットライフ生命副会長・元日銀理事

1950年生まれ。73年、一橋大学経済学部を卒業後、日本銀行に入行。33年あまりの勤務で国際局長や国際関係担当理事を歴任した。金融政策、国際金融の専門家で、金融機関の監督にも手腕をふるった。2006年に日銀理事を退任後、トヨタ自動車グループのトヨタファイナンシャルサービス株式会社に転じ、14年6月まで副社長を務めた。同年9月、メットライフ生命保険日本法人の副会長に就任。経済同友会幹事としても活動している。