
「産みたい」「仕事を続けたい」「同僚に迷惑かけたくない」「復帰できるかな」「辞めようかな」−−希望と不安をいくつも抱えて、きょうも女性は働いています。政府は「女性活躍」の旗を振りますが、しんどさはちっとも変わりません。女性の「リアルな暮らし・ささやかな夢」を、藤田結子・明治大准教授(社会学)が読み解きます。
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藤田結子
明治大商学部教授
東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。
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