ニュースアプリ最新事情

スマホシフトで変わる広告とアプリの稼ぎ方

まつもとあつし・ジャーナリスト
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 本連載はこれまで、国内のスマホ向けニュースアプリを中心に取材をしてきた。しかし、海外に目を向けると、アプリ以外の場所でもさまざまな取り組みが行われている。第1シリーズに登場したスマートニュース社の藤村厚夫執行役員が指摘したように、「スマホ後」を見すえたニュースの次なる姿の模索が始まっているのだ。それは私たちとニュースとのつきあい方も変えることになるだろう。

 フェイスブックが「Instant Articles」を始めたことで、「『ニュース専用アプリの終わり』が始まった」という見方もある(注1)。世界最大14億人のユーザーを擁するSNSのフェイスブックが、メディアとタッグを組んでニュースを配信するのだから、わざわざ専用アプリを使わなくとも、というわけだ。

 しかし、例えばフェイスブックは、かつてソーシャルゲームのプラットフォーム(売り場)として大きな存在感を持っていた時期があった。しかし、現在はすっかりその影を潜めている。さまざまな人とつながるSNSで、自分がどんなゲームで遊んでいるのか知られたくないと思う人も多かったからだろう。

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。