
ケータイを買い替える際、いくつかのオプションサービスや、アプリの契約を勧められた経験がある人は多いだろう。中には割引の条件として、半ば強制的に契約させられるケースもある。
強制ではなく、「消費者からちゃんと承諾を得ていますよ」という証拠を残すため、契約書類の□マークに、説明したことを示すチェック「レ」を入れることから、“レ点商法”とも呼ばれている。いわゆる抱き合わせ的販売だ。2014年度下期にエスカレートして苦情相談が増加し、問題視されて若干下火にはなったが、量販店や併売店を中心にいまだに続いている。
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北俊一
野村総合研究所上席コンサルタント
1965年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年株式会社野村総合研究所入社。四半世紀にわたり、情報通信関連領域における調査・コンサルティング業務に従事。専門は、競争戦略、事業戦略、マーケティング戦略立案及び情報通信政策策定支援。総務省情報通信審議会専門委員。
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