
英国編(4)
英国の小学校ではランチ後の昼休みの時間に、校庭にワゴン車が現れ、その周りで多くの子供が元気よく遊ぶ光景を目にすることがあります。これは、「スクラップヤード」と呼ばれる、工場や家庭から出る廃棄物や廃品を子供の遊具として活用する取り組みの一環です。
NPO法人がスクラップショップ(廃品などをリサイクル販売する店舗)を運営しながら、保育園や小学校などに出向いています。学校での取り組みを「プレイポッド(Play pod)」と言い、NPOの職員は教育に関する資格の保有者です。英国内には、こうしたスクラップショップが多数あり、店内に遊び場を設置しているケースもあります。
もちろん、子供の身に危険でないものが用意されています。タイヤや大きな網などがあり、長い棒状のスポンジを手に、チャンバラごっこをする子供たちもいました。
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