消費者に刺さるモノづくり

“恩人”トヨタはスズキの「白馬の騎士」になるか?

永井隆・ジャーナリスト
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新中期経営計画を発表するスズキの鈴木俊宏社長(手前から2人目)。手前は鈴木修会長=2015年6月30日、後藤由耶撮影
新中期経営計画を発表するスズキの鈴木俊宏社長(手前から2人目)。手前は鈴木修会長=2015年6月30日、後藤由耶撮影

VWと手が切れたスズキの行方を占う(2)

 独フォルクスワーゲン(VW)との資本・業務提携の解消が決まったスズキ。GM、VWと乗り換えてきた「カリスマ経営者」鈴木修会長が描く、次の提携候補はどこか。

 スズキがVWとの包括提携を発表した直後の2010年1月。鈴木会長は筆者を前に、次のようにささやいた。

 「GMが(06年3月に)スズキ株を売却したときから、次のパートナーを探していた。表向きには、『GMはいまでも、スズキの師だ』と話していたが、長かった関係は終わったと私は判断していた」

 「GMは、おおらかなアメリカ人のオジサンだった。『好きなようにやっていい』と、スズキを自由にさせて…

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永井隆

ジャーナリスト

1958年群馬県桐生市生まれ。明治大学卒。東京タイムズ記者を経て、92年にフリージャーナリストとして独立。「サントリー対キリン」(日本経済新聞出版社)など著書多数。