
「庭のホテル 東京」木下彩総支配人に聞く(2)
東京都千代田区のJR水道橋駅近くで営業する「庭のホテル 東京」は、創業80年になる。ホテル総支配人の木下彩さんの祖父が、戦前に旅館を開業し、70年代に祖父を継いだ父が業界でビジネスホテルの先駆けとなる「東京グリーンホテル水道橋」に建て直した。95年に運営会社の代表取締役に就任した3代目の木下さんは、ビジネスホテルの将来性への疑問が徐々に膨らみ、2009年再び全面建て直しに踏み切る。インタビューの第2回は、木下さんのホテル建て替えの決断の経緯を聞く。【聞き手は今沢真・経済プレミア編集長、写真は米田堅持】
──木下さんの祖父がこの地で1935(昭和10)年に旅館、森田館を開業したのが創業ですね。
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編集部
長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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