中国の大都市ではマンション建設が続いているが、売れ残りも多く、景気減速の要因となっている=北京市内で2014年10月14日、井出晋平撮影
中国の大都市ではマンション建設が続いているが、売れ残りも多く、景気減速の要因となっている=北京市内で2014年10月14日、井出晋平撮影

グローバル海外特派員リポート

「格差脱出」を目指した中国の若者を襲った株安の悲劇

井出晋平 / 毎日新聞経済部記者

 中国を襲った株価急落。上海株式市場の代表的な指数である上海総合指数は、直近のピークである6月中旬から9月初旬までに、約4割下落した。まさにバブルがはじけた形だが、今回の株価急落は若い投資家たちを直撃した。

 IT関連企業で働く知人男性(28)は今年1月、それまで投資していた高金利の金融商品から株へ投資先をシフト。新興企業の株へ投資し、一時は約4割値上がりした。だが、株価急落で今や1万元(約20万円)超の含み損を抱えて途方に暮れている。

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井出晋平

井出晋平

毎日新聞経済部記者

1975年、長野県生まれ。慶応義塾大文学部卒。98年毎日新聞社入社。神戸支局、富山支局を経て大阪本社経済部で電機、繊維・薬品、電鉄業界などを担当。2009年4月に東京本社経済部に移り、金融庁、商社・流通、日銀などを担当し、12年4月から中国総局。16年4月から現職。30歳から中国語の勉強を始め、台湾に短期留学した。