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秋のiPhone祭りの陰で進む「新たな端末縛り」のからくり

北俊一・野村総合研究所上席コンサルタント
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東京都内で=関口純撮影
東京都内で=関口純撮影

 毎年恒例、秋のiPhone祭りが始まった。今年は3キャリアーの気合の入り方が半端ではない。2013年9月にドコモが初めてiPhoneの取り扱いを始めてからちょうど2年、そのとき契約したユーザーの「2年縛り」が解けるタイミングだからだ。

 ドコモユーザーを取り込もうとするauとソフトバンク、取られまいとするドコモ。3社ともiPhoneだけの特別値引きで、MNP(モバイル ナンバー ポータビリティー)であれば、iPhone6s16GBモデルが実質負担金ゼロ円で手に入ってしまう。早期買い替えプログラムも充実した。これではiPhoneのシェアは高まるばかりだ。

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北俊一

野村総合研究所上席コンサルタント

1965年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年株式会社野村総合研究所入社。四半世紀にわたり、情報通信関連領域における調査・コンサルティング業務に従事。専門は、競争戦略、事業戦略、マーケティング戦略立案及び情報通信政策策定支援。総務省情報通信審議会専門委員。