ニュースアプリ最新事情

月間閲覧100億超 王者ヤフーニュースの圧倒的強さ

まつもとあつし・ジャーナリスト
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ヤフーニュース トピックス編集部リーダー伊藤儀雄氏(右)と、同アプリ サービスマネージャーの河野清宣氏
ヤフーニュース トピックス編集部リーダー伊藤儀雄氏(右)と、同アプリ サービスマネージャーの河野清宣氏

 スマホ向けニュース専用アプリが相次いで登場し、存在感を増しているが、忘れてはならないのが、日本最大のポータルサイト(注1)「Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)」が展開する「ヤフーニュース」だ。4回にわたり、ヤフーニュースの強みや戦略を見ていく。ヤフーニュース トピックス編集部リーダー伊藤儀雄(よしお)氏と、同アプリ サービスマネージャーの河野清宣氏に聞いた。

 ヤフージャパンの歴史は、商用インターネットの歴史と重なる部分が多い。日本でのスタートは1996年。当時、ブラウザー(閲覧ソフト)の主流は「ネットスケープ・ナビゲーター」(略称ネスケ)で、対抗するマイクロソフトが、ウィンドウズ95にインターネット・エクスプローラー(IE)を搭載したころだった。ヤフーニュースはそんな時代に生まれた。

 検索サイトのグーグルが登場し、スマートフォンがパソコンによる閲覧数を多くのサービスで上回るようになってからも、ヤフージャパンは国内最大級のサイトとして君臨している。パソコンからは月間649億以上、スマホからは319億以上の総ページビュー(PV)を誇る(注2)。ヤフーニュースの記事は昨年、その中の100億を超えるPVを記録したと発表した(注3)。

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。