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iPhone 6s発売で3社の体感速度競争が過熱

石野純也・ケータイジャーナリスト
手に入れた「iPhone 6s Plus」を手に喜ぶ女性=福岡市中央区で2015年9月25日、山下恭二撮影
手に入れた「iPhone 6s Plus」を手に喜ぶ女性=福岡市中央区で2015年9月25日、山下恭二撮影

 スペックや機能がまったく同じiPhoneは、キャリアー同士の競争を促進させる効果が大きい。前回解説した「料金」はその一つ。端末が横並びなら、値段で差を出すのは常とう手段だ。また、端末が横並びだと、通信事業者の本質である「ネットワーク」の差も比較しやすくなる。そのため、新型iPhone発売のタイミングに合わせ、各社がネットワークの優位性を打ち出すことが恒例になりつつある。

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ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。