自動車不正リポート

1年以上不正を認めなかったフォルクスワーゲンの実態

編集部
  • 文字
  • 印刷

 独フォルクスワーゲン(VW)がディーゼル車の排ガス規制を不正に逃れていた問題は、米環境保護局(EPA)が9月18日に発表したことで、突然明らかになった。フォルクスワーゲンはすぐ「問題を真摯(しんし)に受け止め、調査に協力している」との声明を発表した。22日には関係する車両が世界で約1100万台にのぼることを明らかにし、翌23日には会長兼最高経営責任者(CEO)が辞任した。

 表向き、フォルクスワーゲンは素早く対応したように見える。だが、米メディアの報道などによると、不正発覚の経緯はまったく異なる。フォルクスワーゲンは、1年4カ月前の2014年5月に、外部の研究機関が行った走行試験で、規制を大きく上回る窒素酸化物(NOx)排出量が計測されたと指摘を受けていたというのだ。

この記事は有料記事です。

残り1584文字(全文1922文字)

編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz