ニュースアプリ最新事情

「断片的に届くニュース」を流れで見せるヤフーの編集力

まつもとあつし・ジャーナリスト
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ヤフーニュース トピックス編集部リーダー伊藤儀雄氏(左)と、同アプリ サービスマネージャーの河野清宣氏
ヤフーニュース トピックス編集部リーダー伊藤儀雄氏(左)と、同アプリ サービスマネージャーの河野清宣氏

 1996年に始まったYahoo!(ヤフー!)ニュースは、20年弱にわたりインターネットの進化とニュースの変化に向き合ってきた。新聞社出身のヤフーニュース トピックス編集部リーダーの伊藤儀雄(よしお)氏は、紙とデジタルの両側の現場からその変化を見てきた。ヤフーニュースが、変化にどう対応してきたのかを語ってもらった。

 「ニュースは断片的に届く」と伊藤氏は話す。新聞は、同じ新聞社の紙面を毎日購読することをベースに設計されている。ある出来事の続報は、最初の情報(初報)を読んだことを前提に書かれることがほとんどだ。

 「ところがネット上では、続報ではじめてその出来事を知る人も多く、これまでの経緯を個別の記事で把握するのは難しい。ヤフーニュースでは、複数社の過去記事を中心に構成される『関連リンク』で出来事の経緯を補っています。現在は、『テーマ』機能を使うことで、さらに個人の関心に応じて経緯を追うことができます」

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。