躍動する科学ベンチャー フォロー

ソーラーパネルお掃除ロボットを開発した「未来機械」

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
ソーラーパネルを掃除する未来機械のロボット
ソーラーパネルを掃除する未来機械のロボット

対談:未来機械・三宅×リアルテック育成ファンド・永田×リバネス・丸(1)

 科学ベンチャーの最前線を探る連載第4シリーズは、中東地域の砂漠地帯にあるソーラーパネルを掃除するロボットを開発し、事業化に乗り出した未来機械。いかに現地で動き続けるものをつくるか、その努力と意外な手法を紹介する。リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)が未来機械の三宅徹社長、未来機械に投資先第1号として投資した永田暁彦・リアルテック育成ファンド代表と対談した。4回に分けてお送りする。【司会・構成、サイエンスライター本丸諒】

 ◆リバネス・丸幸弘CEO 今年の1月に未来機械の三宅社長と10年ぶりに会ったら、面白い事業化の話を持ち出してきた。ちょうど僕も関与するリアルテック育成ファンドがスタートする直前で、すぐに永田代表に連絡して、見事に投資先第1号になりました。

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株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。