グローバルWorld Watch(ワールド・ウオッチ)

「怒りのガンマン」抑えられない米社会の病理

及川正也 / 論説委員

 痛ましい銃犯罪が起きた。8月下旬の早朝、米南部バージニア州モネータのショッピングセンターで、地元テレビ局WDBJ7の生中継中に女性リポーターのアリソン・パーカーさん(24)と男性カメラマンのアダム・ウォードさん(27)が、元同局員のべスター・フラナガン容疑者(41)に射殺された。容疑者は車で逃走中に銃で自殺。米メディアによると、同局から解雇されたことへの「逆恨み」が動機とみられている。銃撃現場が生中継されたことで全米が騒然とした。

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及川正也

及川正也

論説委員

1961年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。88年毎日新聞社に入社。水戸支局を経て、92年政治部。自民党下野から自社さ政権、野党再編などを経て民主党政権に至る激動の日本政界を20年余り追い続けた。2005年からワシントン特派員として米政界や外交を取材。13年北米総局長。16年4月から論説委員。