海外特派員リポート

鉄道発祥の英国に殴り込み「ビッグ3」追う日立の快進撃

坂井隆之・毎日新聞経済部副部長(前ロンドン特派員)
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笠戸事業所から開所式用に運び込まれた最新鋭の高速鉄道「クラス800」。17〜19年に866両の納品が予定されている
笠戸事業所から開所式用に運び込まれた最新鋭の高速鉄道「クラス800」。17〜19年に866両の納品が予定されている

 日立製作所の鉄道事業が、英国で「快進撃」を続けている。2005年にロンドンと英仏海峡トンネルを結ぶ高速鉄道を受注したのを足がかりに、12年には都市間高速鉄道866両の大量受注に成功。14年には通勤電車にも受注を広げた。9月には90年を超える同社鉄道事業の歴史で初の海外車両工場を英中部に開設し、さらなる大型プロジェクト獲得を狙っている。11月の操業開始を間近に控えた新工場を訪ね、インフラ輸出の最前線を担う同社の強みを探った。

 ロンドンから特急電車で北へ約2時間半。駅から車を20分ほど走らせると、広大な原野に灰色の巨大工場が…

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坂井隆之

毎日新聞経済部副部長(前ロンドン特派員)

1973年、京都市生まれ。広島大学大学院修了。98年毎日新聞社入社。千葉支局を経て、2003年から経済部で日銀、金融庁、財務省などを担当。12年~16年、欧州総局(ロンドン)特派員として、欧州、中東、ロシア、アフリカの経済ニュースをカバーした。共著に「AIが変えるお金の未来」(文春新書)など。