ニュースアプリ最新事情

2ちゃんヤフーと対極 「はてな」のまったり感

まつもとあつし・ジャーナリスト
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 「はてな」という風変わりな名前のIT企業がある。2001年に京都で生まれ、ネットユーザーの中に熱心なファンを多く獲得し、栄枯盛衰の激しい業界を生き抜いてきた。派手な広告を打つこともない「知る人ぞ知る」存在だが、実は日々ネット上に流れるニュースと深い関係がある。はてなのニュースへの取り組みを、同社の石田樹生(じゅうせい)プロデューサーに聞いた。

 「株式会社はてな」は京都に本社を置く。社員数約80人、資本金約7400万円と、決して大きな会社ではない。01年の創業以来、インターネット上の情報と、それを扱うユーザーのコミュニティーに長年向き合ってきた。日本のニュースサービスを語る際に欠かせない存在だ。

 創業時、風変わりな名前のQ&Aサービス「人力検索はてな」を始め、03年には独自の記述方法で簡単に記述できるブログサービス「はてなダイアリー」、そして05年には「はてなブックマーク(愛称はてブ)」をスタートさせた。08年には、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDSi」に内蔵されている手書きメモDSiウエア「うごくメモ帳」と連動した、作品投稿コミュニティーサービス「うごメモはてな」の開発・運営で注目…

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。