キラリと光る経営者への道

ネットで資金を調達する「クラウドファンディング」

左近司涼子・税理士
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左近司涼子さん(中央)
左近司涼子さん(中央)

 「クラウドファンディング」という言葉をよく耳にします。インターネットを経由して、不特定多数から少額のお金を集めることを指します。会社経営における資金調達の手法として今は一般的ではありませんが、将来的には起業などのケースで利用が増えてくると思います。今回はこれを取り上げます。

 クラウドファンディングの形態は、主に寄付型・購入型・投資型の三つに分類できます。「寄付型」は金銭リターンはありません。「購入型」はお金を出して物品を購入してもらいます。「投資型」は株式やファンドを取得し、配当等の金銭リターンがあります。

 いまの日本では公益性の高い寄付型が主流であり、購入型も徐々に増えてきています。投資型は、資金決済に関する法律による規制や、運営会社への手数料、事務手続きの多さがあり、まだ利用が多くありません。

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左近司涼子

税理士

1991年太田昭和監査法人(現・新日本監査法人)に入る。新規上場会社の支援や事業承継対策プランの作成などに従事。その後、資本政策・経営承継コンサルティングといったトータル・アドバイザー業務などを展開。金融機関等のセミナー講師を担当。趣味は茶道(裏千家)、俳句。著書に「IPOをやさしく解説! 上場準備ガイドブック」(2014年)など。