ニュースアプリ最新事情

何がニュースかが多数決で決まる「はてな民主主義」

まつもとあつし・ジャーナリスト
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はてなの石田樹生プロデューサー
はてなの石田樹生プロデューサー

 ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク(はてブ)」は、ネット上で独特の場になっている。2005年のサービス開始から10周年を迎え、悪い言い方をすれば「枯れた」サービスとも言えるが、ニュースになる「前」の情報が集まる不思議な存在だ。その理由を、同社の石田樹生(じゅうせい)プロデューサーに聞いた。

 ソーシャルブックマークサービスは、03年にカナダで生まれた「delicious」(デリーシャス)が有名だ。日本にも熱心なユーザーがいたが、05年に米ヤフーが買収し、現在は日本でのサービスは終了している。

 かつて筆者もデリーシャスのユーザーだったが、徐々に使わなくなってしまった。米グーグルが08年に提供し始めたブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」には、スマートフォンなど複数の端末でブックマークを同期する機能が搭載されていたことも大きな理由だ。

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。