躍動する科学ベンチャー

ハイテクより「ローテク」で商売する未来機械の強み

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
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未来機械・三宅徹社長(左)とリバネス・丸幸弘CEO
未来機械・三宅徹社長(左)とリバネス・丸幸弘CEO

 屋外で自立的に動くソーラーパネル掃除ロボットは、実は「ローテク」だ。ハイテクがもてはやされる大学の研究室から距離を置き、「商売をするための技術」を磨く未来機械は、どんな会社なのか。株式会社リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)と未来機械の三宅徹代表取締役社長、リアルテック育成ファンドの永田暁彦代表と対談3回目をお送りする。【司会・構成、サイエンスライター本丸諒】

 ──未来機械の従業員の年齢構成は、かなり特徴的ですね。

 ◆未来機械・三宅徹社長 20〜30代4人、50〜70代4人の計8人です。それも未来機械の強みなんです。私たちの目標は、長期間屋外で動くロボットをつくること。まず、自動で走るために、センサーの開発やプログラミングを若い研究者がやる。さらに、多少砂が入ろうが、直射日光で機体温度が60度になろうが、寒暖差で結露ができようが、動き続ける耐久性が必要です。そこを一つ一つ解決してきたのがベテランの技術者です…

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丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。