躍動する科学ベンチャー

科学ベンチャーを育てる起業ファンドの「でっかい夢」

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
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未来機械のソーラーパネルお掃除ロボット
未来機械のソーラーパネルお掃除ロボット

 機械、ロボット、バイオなどの物理的なモノをつくる「リアルテック系」ベンチャー企業に対する投資環境は、厳しい。そんな中、リアルテック育成ファンド(正式名称:合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタル)は、第1号の投資先に「未来機械」を選んだ。ベンチャー支援の狙いはどこにあるのか。リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)と、リアルテック育成ファンドの永田暁彦代表に語ってもらった。【司会・構成、サイエンスライター本丸諒】

 ──4月に誕生した「リアルテック育成ファンド」について教えてください。

 ◆リアルテック育成ファンド・永田暁彦代表 名前の通り、「リアルテック系ベンチャーへの投資」を目的としたものです。私は最初、「インスパイア」という投資ファンドに入り、ミドリムシ培養のバイオベンチャー「ユーグレナ」への投資を担当しました。その後、自らユーグレナに入り、東京大学発ベンチャーとして初の東証1部上場を果たしました。今回、ユーグレナ自体が他社と協力して、リアルテック系ベンチャー企業への投資を…

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丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。