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孫社長が165億円で招いた「後継」アローラ氏とは!?

編集部
ソフトバンク副社長でヤフー会長のニケシュ・アローラ氏(47)=東京都内で10月22日、亀井和真撮影
ソフトバンク副社長でヤフー会長のニケシュ・アローラ氏(47)=東京都内で10月22日、亀井和真撮影

ソフトバンクの「後継者」(1)

 東京・日本橋のホテルの大会議場で10月22日夕、とても奇妙で興味深いイベントが開かれた。登壇者はソフトバンクグループの孫正義社長(58)と、孫社長が「後継者」に指名したニケシュ・アローラ副社長(47)。同社が主催する社内外向けセミナーの特別講義として、2人がソフトバンク社員や報道関係者ら合わせて約1200人を前に、1時間半近くにわたって対談したのだ。

 アローラ氏は、孫社長が165億円という巨額の報酬を払ってグーグル副社長から引き抜き、今年6月の株主総会でソフトバンクの取締役になった人物だ。ソフトバンクはいまや、年間売上高8兆円を誇る日本有数の企業になった。そのソフトバンクが、他社から引き抜いた外国人を後継者にするというので、大きなニュースになった。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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