JR岐阜駅前の織田信長像=2012年3月15日、兵藤公治撮影
JR岐阜駅前の織田信長像=2012年3月15日、兵藤公治撮影

社会・カルチャー戦国武将の危機管理

四面楚歌に陥った信長の「パニック回避術」とは!?

小和田哲男 / 静岡大学名誉教授

 よく、「にっちもさっちもいかなくなる」などという。漢字で書くと「二進も三進も」で、「四面楚歌(そか)」もそれに近い。そうした場合、悩みごとがいくつか重なると、どうしてもパニックに陥りやすい。そのような状況は戦国武将たちも何度か経験している。

 では、武将たちは、パニックに陥らないためにどのような工夫をしていたのだろうか。ここでは、織田信長を例に見ておきたい。

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小和田哲男

小和田哲男

静岡大学名誉教授

戦国大名・今川氏のお膝元で、徳川家康の隠居先でもあった静岡市で1944年に生まれる。72年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本中世史。戦国時代史研究の第一人者として知られ、歴史番組でおなじみの顔。趣味は「城めぐり」で、公益財団法人「日本城郭協会」の理事長も務める。主な著書に「戦国の群像」(2009年、学研新書)、「黒田官兵衛 智謀の戦国軍師」(13年、平凡社新書)。公式サイト https://office-owada.com