シゴト勘が身につく15の方法

「社会を良くしたい」元・放浪東大生が抱く夢

羽田啓一郎・マイナビ キャリアデザイン推進課長
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東大在学時の喜多恒介さん
東大在学時の喜多恒介さん

 「日本一有名な大学生」と呼ばれるカリスマ的存在の大学生がいる。

 東京大学を2年間休学したのち6年かけて卒業し、今春から慶応大学大学院総合政策学部に進んだ喜多恒介さん(26)。大学院では、人々の協調行動が社会に与える影響を研究するソーシャルキャピタル(社会関係資本)を学んでいる。

 この喜多さん、ソーシャル・ネットワーキング・サービスで何かを発信すると、一瞬で数百を超える賛同の声が上がり、イベントなどを告知すると「参加したい!」というコメントが大量に寄せられる人気者。企業や省庁からも注目されるスーパー大学生である。

 2011年暮れ、東京大農学部2年だった喜多さんは、母親から突然こう言われた。「あなたには何の強みもないから、社会を知るために家を出なさい」

 「売り言葉に買い言葉で、じゃあ出て行ってやるよ、と勢いだけで家を出ました。今にして思えば、母親は僕の自律を促そうとしたんだと思います」

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羽田啓一郎

マイナビ キャリアデザイン推進課長

1979年神奈川県生まれ。2003年立命館大学を卒業後、毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)に入社。就職情報サイト「マイナビ」を運営する就職情報事業部を経て、11年4月からキャリアデザイン推進課長。13年から「MY FUTURE CAMPUS」を主宰している。同志社女子大学嘱託講師も務める。