ロボットと人間とミライ フォロー

ライディングロボットはサーキットで世界王者に勝てるか

石川温・ジャーナリスト
ヤマハ発動機が出展したヒト型自立ライディングロボット「MOTOBOT Ver.1」=東京ビッグサイトで
ヤマハ発動機が出展したヒト型自立ライディングロボット「MOTOBOT Ver.1」=東京ビッグサイトで

 10月30日に一般公開が始まった「第44回東京モーターショー2015」(東京ビッグサイト)は、マツダのロータリーエンジン復活や自動運転車などが大きな話題となっているが、実は「ロボット」も注目だったりする。

 なかでも、メディア取材が殺到しているのが、ヤマハ発動機のヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT Ver.1」(モトボット)だ。

 「史上最強のライダー」との呼び声が高く、世界最高峰のオートバイロードレース世界選手権「MotoGP」で何度も優勝している、イタリア人のバレンティーノ・ロッシ選手にサーキットで勝つためだけに生まれた。

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ジャーナリスト

1975年、埼玉県生まれ。中央大学商学部を経て、98年、日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社。日経トレンディ編集部で、ヒット商品、クルマ、ホテルなどの取材を行ったのち、独立。キャリア、メーカー、コンテンツプロバイダーだけでなく、アップル、グーグル、マイクロソフトなどの海外取材、執筆活動を行う。テレビやラジオなどでのコメント出演も多い。メルマガ「スマホ業界新聞」を配信中。