
施工不良の対応法(1)
くい打ち不良で傾いたマンションの影響がさらに拡大している。くい打ちをする際のデータ改ざんが他にもみつかり、不安が広がっているからだ。
しかし、データが改ざんされているからといって、必ずしも建物が傾くわけではない。くいが支持層まで到達していれば傾く心配はない。だが「調査の結果、あなたのマンションもデータが改ざんされていました」と知らされれば、誰でも驚く。不安で眠れない人も出てくるだろう。そんなとき、どうすればよいのか。
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櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。