ハードウエア新時代

周囲360度を写すリコー「全天球カメラ」の可能性

西田宗千佳・フリージャーナリスト
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シータSで撮影した360度の画像=リコーイメージング提供
シータSで撮影した360度の画像=リコーイメージング提供

 リコーイメージングのデジタルカメラ「シータ(THETA)S」が大ヒットしている。10月下旬に発売した後、現在も家電量販店では売り切れが続いており、デジカメとしては久々の状況といえる。

 そもそもシータSは、2013年に発売された「シータ」の後継機種であり、画質面を中心に改善が加わった正常進化モデル、とでもいうべき存在だ。そういう意味では、まったく新しい製品ではない。

 それがここまでのヒットとなっているのには、もちろん理由がある。そもそも現状、シータSで撮れる写真・動画は、他の機器ではなかなか撮れない特殊なものである、ということを理解しておく必要がある。

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西田宗千佳

フリージャーナリスト

1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿するほか、年数冊のペースで書籍も執筆。テレビ番組の監修なども手がける。