東芝問題リポート

東芝のウェスチングハウス損失を誰が隠したのか?

編集部
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不正会見問題で新経営陣から提訴された東芝の歴代社長3人。左から西田厚聡氏、田中久雄氏、佐々木則夫氏=2013年2月26日、木葉健二撮影
不正会見問題で新経営陣から提訴された東芝の歴代社長3人。左から西田厚聡氏、田中久雄氏、佐々木則夫氏=2013年2月26日、木葉健二撮影

 東京・霞が関の官庁街の一角に、日本郵政の本社ビルがある。ここで毎月、西室泰三・日本郵政社長の定例記者会見が開かれる。西室氏は1996年から9年間、東芝の社長、会長を務めた有力OBだ。その後、東京証券取引所に転じて社長、会長を歴任した。この間、経団連副会長を務めた財界の重鎮でもある。

 時計の針を今から4カ月ほどさかのぼらせる。

 7月22日、日本郵政本社で西室氏の定例会見があった。上場を控えた郵政の質疑の合間を縫って、何人もの記者が東芝問題の質問をした。前日に、東芝の不正会計を調べていた第三者委員会が報告書の全文を公表し、西田厚聡(あつとし)氏ら歴代3社長が引責辞任した。そして、室町正志会長が9月の臨時株主総会まで、暫定的に社長を兼務することが発表されたからだ。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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