政治・経済決算書で読み解く企業のリアル

「グレーターチャイナ躍進」ユニクロに死角はあるか

高下淳子 / 税理士

アパレル業界(1)

 訪日外国人による「爆買い」で、化粧品や雑貨などを扱う企業の売上高は好調に伸びています。しかし、衣料品についてはインバウンド効果の恩恵が及ばず、売り上げは伸び悩んでいます。今回は、アパレル業界の決算数値を見ながら、その経営状態を分析します。

「被服」などの消費支出は3カ月連続で減少

 まず、個人消費と収入の状況を、総務省統計局「家計調査報告/2人以上の世帯」2015年10月分速報で確認しましょう。

 消費支出は、物価変動を除いた実質で前年同月比マイナス2.4%、勤労者世帯の実収入は同マイナス0.9…

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高下淳子

高下淳子

税理士

税理士・米国税理士・ファイナンシャルプランナー。外資系コンサルティング会社(監査法人)に勤務ののち独立開業。税務会計顧問業、経営コンサルティング業の他、各地の金融機関、シンクタンク等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍している。著書に「とにかく、みんなで考えよう! 日本の借金 わが家の税金 わたしの年金」(中央経済社)などがある。

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