
素泊まり8600円(税込み)〜
写真好きのひとには、銀座7丁目という住所よりも、銀座ニコンサロンと同じビルの3階から上のホテルと説明したほうが、場所がわかりやすいだろう。
フロントでカードキーをもらい、エレベーターに乗る。そしてすぐに、なるほどと納得した。
センサーにカードを近づけると、目的階のボタンが自動的に点灯したのだ。関係者以外を客室フロアに上げない、セキュリティーに配慮したエレベーター。
他でもよく見かけるのは、センサーにキーをかざしてから、自分でボタンを押すシステムだ。客室階ならどの階のボタンも押せてしまうホテルもある中、かざすだけで目的階だけが点灯するというのは、一歩先を行く技術と感心した。
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紀行作家、一級建築士
1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)
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