
株主優待目当ての投資は問題か(2)
株主優待制度には、すぐれた面と困った面があります。「優待目当ての投資は良くない」例の代表が、2010年に破綻した日本航空のケースです。
日本航空は、株主に対して、航空運賃が正規料金の半値になる株主優待券を配布していました。日本航空は、かつて国営企業、つまり「親方日の丸」企業でしたので、「まさか破綻することはないだろう」と、財務内容を見ずに優待目当てで投資していた個人投資家が多数いたことが知られています。
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