ニュースアプリ最新事情

大競争ニュースアプリは今後も必要とされるのか

まつもとあつし・ジャーナリスト
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ジャーナリストまつもとあつし氏の取材に応えるアンテナの生みの親・杉本哲哉氏
ジャーナリストまつもとあつし氏の取材に応えるアンテナの生みの親・杉本哲哉氏

 オリジナル記事にこだわり、記事提供元を大幅に絞り込んだアンテナ。メディアが大きな変化にさらされる中、収益化を図りながらも、コンテンツを生み出す力を失わずにいられるのか、という強い危機感があったからだ。アンテナを生み出した杉本哲哉氏を突き動かす原動力とは、何なのだろうか。

 本連載はこれまで、さまざまなニュースサービスやアプリを取り上げてきた。注目が集まり、日々新しい話題に事欠かない分野だが、順風満帆かといえばそうではない。コンテンツ調達や技術向上という先行投資をしながら、ユーザー獲得競争が繰り広げられているからだ。

 「スマホが主戦場となって以降、ユーザーを獲得する方法はそれほど多くなくなっています。『人気コミックが無料で読める』という広告でユーザーを集めても、1カ月後、そのうちの5%程度しか残っていないことがあります。一方、最初の獲得コストが1人500円くらい掛かってしまうこともあります。ニュースサービスにとってどれほど『優良』なユーザーでしょうか」

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。