
「秘蔵の宿」稲葉なおとさんに聞く(2)
「街の文化漂う 秘蔵の宿」を連載している稲葉なおとさんのインタビューの第2回は、訪日外国人で予約が取りにくくなっていると言われるホテル業界の現状を伺います。【聞き手は今沢真・経済プレミア編集長、写真は亀井和真】
−−訪日外国人客が急増して、東京、大阪はじめ大都市のホテルの予約が取りにくくなっていると聞きます。実感としてどうですか。
◆稲葉なおとさん その実感はあります。2、3年前はホテルに宿泊取材を申し込むと、「平日ならいつでも」という答えが返ってきましたが、いまは「できたら日曜日泊、月曜日泊限定で」との答えが返ってきます。
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紀行作家、一級建築士
1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)
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