研修生に講義するハーバード大学メディカルスクールのジェイン・シンガー博士=ポピンズ提供
研修生に講義するハーバード大学メディカルスクールのジェイン・シンガー博士=ポピンズ提供

社会・カルチャー世界の乳幼児教育、行ってみたらこうだった!

子供の発達を見守る米国版「母子手帳」のアプローチ

轟麻衣子 / 株式会社ポピンズ取締役

ハーバード大学編(4)

 今回の研修では、ハーバード大学で4人の先生の講義を受けました。乳幼児の複数言語習得能力、遊びが脳にもたらす効果、読み書き能力など、いずれの講義も興味深い内容でした。中でも、一人一人異なる子供の成長過程で表れる現象に保護者がどのように関わればよいかを、保育士から伝えるための手法は、私たちだけでなく保護者の方々にも大いに参考になるものでした。

 この新たな手法を「タッチポイント・アプローチ」と言い、米国の保育園で徐々に認知が広まりつつあります…

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轟麻衣子

轟麻衣子

株式会社ポピンズ取締役

東京都生まれ。12歳で英国の名門寄宿舎学校に入学。1998年、ロンドン大学を卒業後、メリルリンチ(ロンドン)に入社。シャネル(パリ本社、日本支社)などを経て、INSEAD(フランスを拠点とするビジネススクール・経営大学院)でMBAを取得。その後、デビアス(ロンドン)で勤務後、2010年、ポピンズ顧問、12年から現職。2児の母親。