社会・カルチャー街の文化漂う 秘蔵の宿

世界クルーズ玄関口にそびえる W バルセロナ

稲葉なおと / 紀行作家、一級建築士

116.5ユーロ(1室2人利用時1人、税込み)〜

 バルセロナは、豪華客船で世界一周や地中海周遊を楽しむクルーズ旅行者にとって、スペイン最大の窓口である。

 まるでクルーズ旅行者を迎えるために設計されたかのように、港にシンボリックに建つのが今回のホテルだ。

 私はイタリア客船での10日間の地中海クルーズを取材した後に、バルセロナを訪れた。

 デッキにずらりと並んで、入港シーンに胸をときめかせる乗客たち。

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稲葉なおと

稲葉なおと

紀行作家、一級建築士

1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)