最適メディアライフ

携帯3社の実効速度競争時代がやってくる!

北俊一・野村総合研究所上席コンサルタント
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三重県伊勢市で=関口純撮影
三重県伊勢市で=関口純撮影

 2016年はケータイ業界が大きく変わる年だ。その変化の一つが、通信速度の表記方法。これまでは「最大150Mbps(ベストエフォート)」などと表記されてきたが、これからは実効速度(実際に出る速度)が併記される。

全国1500カ所の計測データを公表

 スマホの普及に伴って、携帯電話各社が公表する最大通信速度と実効速度がかけ離れたものになり、消費者からの苦情、相談が増えた。また、携帯電話事業者やメディアが独自の手法で速度を計測するため、消費者が計測結果を比べて事業者を選ぶことが難しかった。

 そのため総務省は2013年11月、「インターネットのサービス品質計測等の在り方に関する研究会」を作り、中立的な実効速度の計測・公表方法の検討を始めた。そして昨年7月14日、各社共通の速度計測手法と実施プロセスについてガイドラインを取りまとめた。ここまでの状況は同7月17日掲載「スマホ『最大150Mbps!』最善の努力は本当か」でお伝えした。

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北俊一

野村総合研究所上席コンサルタント

1965年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年株式会社野村総合研究所入社。四半世紀にわたり、情報通信関連領域における調査・コンサルティング業務に従事。専門は、競争戦略、事業戦略、マーケティング戦略立案及び情報通信政策策定支援。総務省情報通信審議会専門委員。