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そろそろ待ったなし日本も外国人材受け入れ議論を

平野英治・メットライフ生命副会長・元日銀理事
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 安倍晋三首相が昨年「新三本の矢」を打ち出した問題意識の背景には、日本経済の成長を阻む、人材の「供給制約の解消」がある。子育て支援や介護離職の防止、高齢者の就業機会の増加に向けた政策により、成長を阻害する要因となっている人材供給の底上げを目指す、現政権の決意が見て取れる。

 労働力供給を考える時、外国人材の問題について考えることはコインの表裏の関係にあるように思われる。政界や経済界でも外国人材問題について取り上げられる機会が増えており、再考してみたい。

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平野英治

メットライフ生命副会長・元日銀理事

1950年生まれ。73年、一橋大学経済学部を卒業後、日本銀行に入行。33年あまりの勤務で国際局長や国際関係担当理事を歴任した。金融政策、国際金融の専門家で、金融機関の監督にも手腕をふるった。2006年に日銀理事を退任後、トヨタ自動車グループのトヨタファイナンシャルサービス株式会社に転じ、14年6月まで副社長を務めた。同年9月、メットライフ生命保険日本法人の副会長に就任。経済同友会幹事としても活動している。