経済プレミア・トピックス

北海道新幹線開業で注目される「青函経済圏」とは

中村智彦・神戸国際大学教授
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試験走行する北海道新幹線H5系車両=北海道木古内町で2014年12月、手塚耕一郎撮影
試験走行する北海道新幹線H5系車両=北海道木古内町で2014年12月、手塚耕一郎撮影

 3月26日の北海道新幹線開業でも盛り上がりに欠ける函館。打開策として「青函経済圏構想」が打ち出されています。九州新幹線全線開業時に熊本県、北陸新幹線開業時に富山県黒部市などで調査研究に携わった、神戸国際大学の中村智彦教授(地域経済論)が解説します。

北海道観光の窓口としての地位を築けるか

 前回指摘したように、北海道新幹線開業を目前にして盛り上がりに欠ける函館だが、東京から新幹線で直結されることで、北海道観光のゲートウエー(窓口)としての地位を函館が得るという観測もある。そのための広域連携の必要性を指摘する声も聞かれる。

 「函館から小樽、札幌に至る道南地域が一体となって観光客誘致を進めることが重要だ」

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。